売掛債権担保融資の導入前に考えたいこと

企業の財務管理担当者にとって運転資金を確保するためにも現金や現金と同等物である当座預金・普通預金といった流動性のある決済性預金の比重を高めておくことはとても大切なことであるといえます。

バランスシートを作成する時には流動性配列法という手法で、流動資産の部は現金・預金・受取手形・売掛金といったように現金にするために近い順から並べていきますが、このことこそが経営を順調に回していくためには現預金がいかに大切であるかを如実に表しているかを示しているといえます。

売掛金をいかに早く現金化するか、このことこそが財務担当者の腕の見せ所といっても過言ではないかと思うのですが、このことに対応する売掛債権担保融資というスキームについても銀行等の各金融機関が商品開発という名のもとに熾烈な競争を繰り広げているのです。

売掛債権担保融資に関しては、文字通り売掛債権を担保として売掛金が入金になるまでの間に資金を事前に口座に振り込むことで企業としては運転資金を調達できるということになるわけですが、担保になりうる売掛金の種類、立替期間に適用する融資金利、売掛金の担保評価の掛け目等の点で金融機関ごとに大きな開きが出てくるといえます。

一口に売掛債権担保融資といっても、それは競争原理が適用される世界であり、金利や取引枠が違ってくることにより有利・不利が明確になってくるのです。担保融資枠を設定する前に複数の金融機関に打診ヒアリングすることにより対応を検討していくことが求められているといえるでしょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *